ラストの一言で、これまでの展開をいとも簡単に否定した誠。
「すれ違う想い」というより、「全然かみ合わないふたり」ですね。
男には本当に好きな相手は名前で呼びにくいってのもあると
思うのですが、言葉のことを全く考えていない辺り、
相変わらずの自己中っぷりです。
その上、何で俺のことが好きなはずなのに、俺の気持ちが
わからないんだとばかりに、「(あんな態度ばかり取って)
言葉と付き合うのはめんどくさい」と言ってのけてしまいます。
こう世界に告げたことで、誠の心が言葉から離れてきたことを感じ、
本格的に誠へ接近する可能性が出てきたと思います。
あと、刹那も世界に「伊藤が好きなのか」とわざわざバイト先まで
出向いて確認していたことから、乗り出しそうな感じがします。
乙女も文化祭へ向けて動きそうな感じはしますが、まだ勢いが
足りない感じ。本格的に混沌としてきました。
それを象徴してか、ED曲がいとうかなこさんに変わってました。
原作と同じように展開によって曲が変わるのでしょうか。
そう考えると、鮮血の結末へ向け、1つフラグが立ったと考えるのが
自然かもしれません。
あと、今回は脇役キャラの紹介か?といった意味合いもあるのかなと
思わせるくらい、色々なキャラの出番がありました。
心、光、甘露寺、乙女と3人娘
乙女はなかなかアクションを起こせないと思うので、このままいくと
原作の甘露寺を超えるイジメキャラになってしまいそうですね。
スポンサーサイト
- 2007/07/21(土) 21:19:30|
- アニメ
-
| トラックバック:8
-
| コメント:2
「厄醒し編」其の弐「無力」。
コミカル&萌えなシーンも多かったですが、サブタイトル通り、
梨花ちゃんの無力感・絶望感が前面に表れた回でした。
今回、一番大きなポイントは、羽入が声のみで登場したこと。
沙都子という第三者からの視点で描くことで梨花ちゃんに
隠し事があることをうまく暗示し、含みを持たせています。
「梨花ちゃんの独り言?」
↓
「もしかして、本当に誰かと話している?」
しかし、梨花ちゃんの自嘲的な姿勢は相当なもので、
沙都子に羽入と話しているシーンを目撃されても気にしない。
大切に思っているはずの沙都子に対しても全く配慮がなく、
完全に自分の殻に閉じこもってしまっている。
前回から沙都子が、何度心配して声を掛けているか。
そんな姿勢がどれだけ沙都子に心配させているのかなんて
何も考えていない。
沙都子に、自分の所為で梨花が苦しんでいるのではないか、
と思わせてしまっている。
「沙都子を巻き込みたくない」と言っている割には、何て身勝手。
悲劇のヒロインを気取り、自分のことだけしか考えていない。
精神的な余裕も全く無く、普段は可愛らしい猫を被った演技が、
無理していることがありありと伝わるほどに上っ面過ぎて、
見ていて痛々しい。
また、沙都子に対する雛見沢の住人の扱いが丁寧に描かれました。
沙都子と梨花ちゃんの扱いの違いがあまりに露骨です。
原作では定番の描写ではありますが、映像で出されると、
あまりの扱いの酷さに反吐が出そうになります。
野球シーンや部活シーンでの元気な沙都子が実に対照的で、
見ていて居たたまれない。辛いすぎる・・・。
クオリティの高い絵により、沙都子の細かい表情の動きが描かれていて、
辛さをより増幅させています。
大石と部活メンバーの距離感もさりげないポイント。
惨劇を回避する為には、まだまだ力が足りないようです。
- 2007/07/21(土) 07:12:36|
- アニメ
-
| トラックバック:21
-
| コメント:0